ここから始めよう

北山担。140字に収まり切らなかったことなど。

ずっと君を大好きだ

【はじめに】この記事は、クソ長いです。

 

本記事は、映画「トラさん」のネタバレやこの作品を通して私が個人的に考えたことをダラダラダラダラそれはもうとんでもなく長く書き続けたものです。はてブロに字数制限があるかどうかは知りませんが、もしあるとしたら確実に引っかかると思います。(ってくらい長いことが予想されるよ!)皆さんも計何文字か考えながら読んでみてね!

そして私の独断と偏見まみれの内容になっておりますので、「ん〜〜〜‼️ちょっと毛色が合わないなぁ😅(毛色の合わないタカシ)」ってなったらソッと閉じてくださいね。っていう予防線張っとかないとすぐ叩かれるから…

 

 

それでは記事に入ります↓

 

f:id:love-is-groovy:20190720202728j:image

映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」 は、2019年2月15日より全国ロードショーされ、先日すべての館で上映が終了しました。まずは、トラさんに携わって下さったすべての方々にお礼を申し上げたいと思います。一言では表せないくらい素敵な作品に出会わせて下さり、本当にありがとうございました!!(誰?)そして劇場に足を運び、トラさんをご鑑賞頂いた皆様にもお礼申し上げたいと思います!!!(マジで誰?)

 

公開初日から「1日1トラ」を目指して全国各地(全国各地?)様々な劇場に足繁く通い詰めた私ですが、最終「劇場トラ数」は25でした!クソしょぼカスオタクでごめんな北山くん!!!

しかしこれだけ観ると嫌でもセリフ覚えるし、いやセリフなんか可愛いもんよ。トラ12あたりの頃にはカット割り、BGM、効果音も含めて暗唱できるようになってました…友達の前で再現したら「実優をいじめる悪ガキの真似が上手すぎて1回しか観てないのに記憶が鮮明に蘇ってきたwww」と高評価を頂いたよ!!!(?)

 

もちろん大好きな北山くんが目の前の超巨大スクリーンに映し出されてるだけで私は嬉しかったし心底泣けたんだけど、映画本体についても本当にいろんなことを感じたのでそのへんの感想含め、

あっ、ちょっと待って。

書きたいことがめちゃくちゃありすぎて書き出しに困っちゃったどうしよう(しらんがな)こんなことはじめてなんだけど!怖いんだけど…え、怖いんだけど~!!(CV:准姉)(このネタこすりすぎ感すらあるな)

 

ド頭で字数制限があったらヤバイヨヤバイヨ!って話をしたにも関わらず無駄な小ネタで既に1200字使ってしまったようなので、ガンガンスピードアップしていきたいと思います 頑張ります

 

 

 

パッパッパッパーーーーー(遠くのほうから聞こえる何かしらの音)

猫「んみ゛ゃあアアァァーー」

 

てな感じで上映開始する映画「トラさん」。一番最初に映るのは寝癖で髪の毛があらぬ方向に飛びまくっている寿々男の後頭部だ。トラ1の時、ただの後頭部が映っただけなのにこの時点でもうすでに泣きそうだった…き゛た゛や゛ま゛く゛ん゛が゛え゛い゛が゛か゛ん゛の゛だ゛い゛が゛め゛ん゛ス゛ク゛リ゛ー゛ン゛に゛う゛つ゛っ゛て゛る゛う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ウ゛ゥ゛

 

そしてしょっぱなからくるTABAKO!!!TA!!BA!!!KO!!!!!タ~~~バコ~~~~~タ~~~~バコ~~~~~~た~~~っぷり~~タ~~~~バコ~~~~~~♪

このパチンコのシーンは北山くんおよびトラさん制作委員会がド頭から全力で北山担の脳ミソをギッタギタに殴りつけてくる感じがあって好きでしたね~。(好きなのかよ)特に左手薬指に光る指輪にフォーカスしてからの横顔のアップ。既婚者(しかも子持ち)×タバコ×パチンコというアイドルが最も似合ってはいけないと言っても過言ではない構図がバチバチに似合ってしまう北山くん…ぐうしゅき…ちなみにスーちゃんがプレイしてたのは海物語シリーズのどれ?

 

 

次のシーンでは本屋で浦上先生の漫画「おねがい龍馬様!」の上に自分の作品「ネコマン」を重ねて陳列するスーちゃんの姿が。ネコマンを一番上の段に置かないでー!スーちゃんが取りづらいでしょうが!!店員さんのいじわる!!!!

ネコマンはもともと「約束のネバーランド」と「ハイキュー!!」の間に並べられていることから、結構な人気作であろうことが伺えるよね。週刊少年ジャンプの作品の間に月刊アースの作品を置くこの本屋のレイアウトはよくわからないけど…

あとネコマンを前に持ってきたときに置いてある、おそらくスーちゃんの手作りと思われる大きなポップは普段どこに置いてあるんだろうww本屋に入店してきた時のスーちゃんが持参している様子はないからきっと捨てずにどこかに置いといてくれてるってことだよね(笑)なんだ~~店員さん怒ってたけどなんやかんやでスーちゃんのこと好きなんじゃ~~~ん!!(?)

どうでもいい情報ですが、私はこのスーちゃんが本屋に入っていくシーンのBGM(トラさんサントラ「寿々男、登場」をご参照ください)の歌を完璧に歌えます。私の友達の北山担も歌えます。これを特技にして生きていきたい

 

 

そして実優の作文発表パート。

実優「私の父は、売れっ子の漫画家です。」

いきなり大ウソでワロタ。

学校の作文に堂々と嘘を書く実優強いなwwwと思ったけど、私も嘘で塗り固めた作文が謎なくらい評価されて地域の児童文集みたいなのに載ってしまったことをふと思い出しました。先生、その節はすみませんでした。

 

<みんな~!ネコマンの時間だよ~!!>

<「「「ネコマーン!」」」>

テッテ~テテッテ~♪

ネコマン、休載から5年経った今でもアニメ続いてんのかよ!!!!!すげーなオイ!!!!!!!もうこれお金に困ることはほぼ無いんでは…?

まあこのアニメがいつ放送されていたものかはわからないんですけどね。(アニメのOP映像が流れているだけなのでもしかしたら過去の回想シーンかもしれない)

しかし劇中に登場するのがこの一瞬しかないのは勿体ないくらいしっかり作りこまれた映像だな~と思った。ネコマンの話についてはまた後ほど掘り下げるけど、ジャンプで言うとネコマンは銀魂やスケダンをもう少し噛み砕きやすくした感じ、おねがい龍馬様はワンピやナルトあたりの位置づけかな…というか、どちらかと言うとネコマンはジャンプよりコロコロのほうがイメージが近い気がする。少年誌に育てられた者としてぜひとも読ませて頂きたいと思いました。1冊1000、2000円とかでもバカなオタクは買うのでトラさん制作委員会および鳥佐和先生、どうかご検討を…!

 

さて実優が「私のじまんの家族」という題材で書き上げた嘘だらけの作文ですが、クラスメイトのケントくん(本名は森川健人くんだと思われるよ!)によって事実をあっさりバラされてしまいます。後に続く山田こうすけくん(と思われる)(こっちはマジで自信ない)と、もう一人食いしん坊そうな男の子。このクラス問題児だらけだなwww

 

さらに追い打ちをかけるように、遅れて来た実の父である寿々男も実優をいじめます。いやいじめんな。

授業参観の帰り道、ふてくされる実優に「パパなんでも言うこと聞いてやるから。」と軽はずみに発言する寿々男。実優はダンボールの中にいた野良猫を飼いたいと言います。家に連れて帰ってからの会話が好き。

実優「ごめんねぇ、猫ちゃん。こんな狭い家で。」

寿々男「飼わねぇぞー。」

実優「なんでも言うこと聞くって言った。」

寿々男「記憶にございませぇ~~ん。」←ウザすぎて毎回笑う

 

さぁここで突然ですが私の好きなスーちゃんのセリフクイズ!!私が愛してやまないスーちゃんのセリフは、次のうちどれでしょうか!

①「パパそこだけは好きかも。」

②「パパそこだけは好きかも。」

③「パパそこだけは好きかも。」

正解は①~③の「パパそこだけは好きかも。」でした~~!!!!!!!!!!

これは実優に猫というもののあり方(?)をなんともイラつくドヤ顔で説いているシーンですね。窓を開け、片足を窓枠に乗せ、「パパそこだけは好きかも。」と一言。この言い方が好きな同担手~~~あげて!!!!!!(全員の手があがると思っているよ!!!)なんかここだけ北山くんが言ったとは思えないくらいイケボ(コラ)(もちろん普段の北山くんの声はバチボコに好きだよ)でビックリするんだよね…思い出すだけで○キュン…

ちなみに実優がネコマンを出してきた本棚にはかなり古いのも並べられていました。私が確認できたものだと、俺物語!!(2012-2016)や君に届け(2006-2017)など比較的新しいものから、清く柔く(2004-2010)、きらりん☆レボリューション(2004-2009)、天然コケッコー(1994-2000)など、実優が生まれる前に連載が終了しているものも。漫画家であるスーちゃんの物と考えても合点はいくけど、ゴリゴリの少年漫画好きなあの性格からして奈津子の物と考えるのが一番しっくりくる気がします。寿々男と奈津子は1998年(寿々男13歳)の時に出会っているので、その頃に読んでいた漫画も大事にとっておいて次の世代に引き継いでいるんだろうな。良い作品はいつの時代に読んでも最高だからな!ラブコンとか結構前の作品だけど、22歳になった今読み返しても私は大谷にときめいてキュン死しそうになるもんな!!!そして大谷に「どや!死ね!」って言われたいな!!!(詳しくはラブ☆コン13巻をご参照ください)

ところでこの記事はすでに3000字を軽く越してるわけなんですが、まだ上映開始から15分くらいのところにいます。どうやって書いたらいいのかわからなくなってきた。。

 

 

そしていよいよお待ちかね・スーちゃん伝家の宝刀「愛してるニャ~」が炸裂します。いや猫嫌いとか言ってるけど日常生活でもめっちゃ猫意識しとるやんけ。どっちやねん。

腕に噛みついてくる父親を嫌がる実優の様子が前半唯一とも言えるくらい小学4年生の女の子らしくて結構好きなシーン。この後奈津子が帰ってきてからの「パパより売れて、おっきな家買ってあげるからね。」「俺も住む。」「パパは犬小屋。」や、奈津子のへそくりを盗んで競輪に出掛けようとする寿々男に対しての「泥棒だ。警察呼ぼ。」「ちょちょちょ!これが10倍になったらお前も嬉しいだろ?」「ありえない。」のやり取りから、この親子は普段から仲が良いんだなぁってのが伝わってきてほっこりする場面でもある。本当に仲良くないとこういうやり取りは生まれないと思うんだよね~寿々男と実優の親子関係については後述。

 

そしてそして何よりも!!!奈津子にも当たり前のように「愛してるニャ~」をするスーちゃん。高畑家に飾られているプロポーズ12周年記念日の絵が2017年3月3日のもの、*1そしてプロポーズから1年以内に入籍したと仮定すると寿々男と奈津子は2005年に結婚したことになり、もうすぐでプロポーズから丸13年を迎えることになる。結婚してから13年も経ち、小学4年生の娘がいる夫婦が愛してるニャ~とか…噛みつくとか…あまーーーーーーーーい!!!!!!って感じですよまさに。私の中のスピードワゴン井戸田が黙っちゃいないね。

夫婦仲の良さ・醸し出す雰囲気はそのまま子供の性格に影響すると思っているので、こんなあったかい夫婦に育てられてきた実優はめちゃ幸せ者だと思うし(クラスメイトの前で宿題インチキしたのバラされるけど)、実優がまっすぐできっと友達もたくさんいて、あのいじめてきた男子達も実優のこと好きなんだろうな~~って勝手に推測してしまう。勝手に。

 

 

話が少し飛びましたが、物語は月刊アース編集部にプロットを持ち込む寿々男と担当編集者・桜木さんの場面に移ります。

寿々男「コンペ中止!?」

最初に聞いた時はコンペ?はて?と思っていたのですが、どうやら漫画家界では連載権を争う?場のことをコンペと呼ぶらしいですね。また一つ無駄知識を手に入れた。

空くはずだった連載枠を急遽埋めたのは正真正銘売れっ子漫画家・浦上栄剛先生。この人のキャラがまた濃いこと。ちょい役のくせにめっちゃ濃い。

浦上先生が月刊アースで連載している作品・おねがい龍馬様はこの出版不況の時代に累計5000万部も売れている超人気作。既刊44巻(本当は45巻なのか?)(このへんの設定についても後述)で最新46巻も近々発売すると編集部に書いてあります。アースは月刊誌なので1巻に5〜6話入っているとする*2とだいたい約半年につき1巻出る計算になるので、単純計算で23年も連載していることになります。浦上先生は2018年現在35歳なので、12歳からおねがい龍馬様を連載を開始していることに。漫画家がこの年齢でデビューするのは非常に珍しいですが無いことではないので、浦上先生はもしかしたらおねがい龍馬様が初の作品にして大ヒットしたパターンなのかもしれませんね。しかしそうなると同期の寿々男の年齢が???な感じになる。浦上先生より2歳若いスーちゃんは10歳で鮮烈デビューしたことになるね…奈津子と出会う前から漫画家だったのか…?それとも私が見落としてただけで二人が連載しているのは「週刊アース」だったのか?週刊誌だと1巻につき10話前後収録が多いので、おねがい龍馬様は9年弱の連載になります。これだと結構すんなり合点がいくかな?

 

さて本編に戻ります。編集担当・桜木は寿々男が持ってきた原稿に目も通さず、ネコマンの最終回を描けと言います。そう、高畑スズオの代表作「ネコマン」は最終回のみ描かれておらず、なんと5年もの間休載扱いになっているのです。普通、体はいたって健康、漫画を描く意欲はあるのに最終回だけ描かず二番煎じみたいなプロットばかり持ってくる漫画家(言い方)をそんなに長い間在籍させておくとは思えない。ネコマンは累計127万部の売上に留まり(いや十分売れてるんだけどね)おねがい龍馬様の人気には到底及ぶはずもない作品。それでも高畑スズオが描くネコマンを待っていてくれてるということから、ネコマンは数字以上に愛されている作品なんだろうな…と。

ちなみに同じくらい売れている漫画を例に挙げると、おねがい龍馬様と同じ5000万部付近が銀魂シティハンター幽遊白書GTOガラスの仮面など…ネコマンと同じ127万部付近は割と最近話題になった「君たちはどう生きるか」の漫画版だそうです(100万部付近はランキング化されているものが少なく、調べるのが難しかった)。実際にあるものと比較すると分かりやすいかな?ちなみに100万部を超えたあたりから印税5000万とまことしやかにささやかれているので、やっぱり高畑家があんなに貧乏なのは異常です。いくら5000万全部入ってくることはないとはいえ貧乏すぎる…

 

しきりにネコマンを描けと言う桜木さんに、寿々男は「俺もう嫌なんだよ、いつまでもネコマンネコマン言われるの。こんなの売れそうだからちゃちゃっと描いただけ。」と言い、続きを描く気は全くもって無い様子。(そのくせ日常生活でも語尾ににゃ~つけてるやんけ!)でもネコマン普通に面白そうだし、描きたくないものを描いて売れるということはやっぱり寿々男には漫画家としての才能があるんだと思う。てか冷静にイヤイヤ描いてるものさえ売れちゃう高畑先生すごいよ~!

原作の寿々男はマジなほうで才能もクソもない上に生活費使い込んでぐうたらしてる人間なのにもかかわらず俺はすごいすごい言いまくってて正直かなり不快だったんだけど(好きな人いたらごめんね)、映画の寿々男は過去にしっかりとした実績がある分そんなにイラつかず、サラッと見れたなぁ。これは多分原作と映画の設定が逆だったとしても同じように思っていたと思う。

 

さて編集者から散々ネコマンの最終回を描けと急かされている寿々男ですが、そもそもなぜ最終回を目前に休載することになったのでしょうか。残っているとはいえど、あと1話なワケです。いくら描きたくない物語だったとしても頑張って描いたほうが良いことは明確。それなのにどうして休載したの?

これはあくまで私の見解だけど、寿々男は同期の浦上先生に負けている事実を認めたくなかった故の休載なのかなと思う。見ての通り、ネコマンとおねがい龍馬様の間には明らかな売上格差がある。そして既刊巻数を見るあたり、おねがい龍馬様はネコマンより連載期間も長いことが伺える。浦上先生が過去どのような作品を描き、それがどれくらい売れているのかはわからないけど、高畑スズオの代表作はネコマンと言われていることから寿々男はネコマンを描く前はそこまで売上を持っていなかったのだろう。順調に売れっ子漫画家街道を上っていく浦上先生に対抗心を抱き、そこで誕生したのがネコマン。ネコマンは寿々男の思惑通り人気を集める作品になったが、おねがい龍馬様を抜くことは到底できなかった。

これはもう少し後のシーンだけど、寿々男は死後の世界の裁判所で裁判長に「過去のささやかな栄光に溺れ」とバッサリ言われてしまいます。ネコマンがささやかな栄光だったかどうかは置いといて(私の中では十分人気作だからささやかだとは思わない…)、ネコマンが人気作になったことに少し驕っていたことは確かだろう。

ここで最終回を描き、ネコマンが終わってしまったら?おねがい龍馬様を超えるほどの作品を自分に描けるのか?それどころか、ネコマンを超える作品ですら描けなかったら…寿々男はそんな風に考え、ネコマンを最終回1話手前で長期休載に入るという行動に出たのでは。少なくとも完結するまではネコマンは生きている作品として存在するし、ネコマンを、そしておねがい龍馬様を超える作品はお休みしている間にゆっくり考えれば良いじゃないか。要するに自分の漫画家としての未来を案じた故の休載だったんじゃないかな~って私は思いました。(日本語不自由すぎてごめんなさい)

 

この様子で書き終わるのか本当に不安になって参りましたが、気にせず続けていきたいと思います。スローペースすぎて自分でも何書きたかったのか忘れてきた。。

 

ネコマン最終回を描けと言ってくる桜木さんに対して「これは俺が描きたいものじゃない!」と返す寿々男。では寿々男の描きたいものとはいったい何なのか?答えは、浦上先生が描いているような王道・ド鉄板とも言える少年漫画らしいバトル系や冒険モノで、ネコマンのようなキャラクターと家族がワイワイ!みたいな物語ではない、ということ。スーちゃんは良い意味でも悪い意味でも少年らしさが抜けていない人だよね。少年漫画家としては最高の性格なんじゃないかな~

 

桜木さんにネコマンを超える傑作を描いてみせる!と啖呵を切ってアース編集部を出てきた寿々男ですが、

(その前にコタツで寝てる実優のほっぺ触って幸せそうに微笑む寿々男パパやばいよね。もれなく心の中でパパァ~~~~!!!!!!って叫んでしまう)

帰宅し机に向かうもまったくアイデアが浮かばない様子。このシーンで寿々男のもとに降りてきてくれそうだった漫画の神様の正体が筧監督だったと、大阪の舞台挨拶と日比谷の大ヒット御礼舞台挨拶で答え合わせがありましたね。これは割と序盤で気付いた人が多かった気がする。

結局この日も良いアイデアは浮かばず、おねがい龍馬様のパ○リで描いた「プリーズ!ペリーちゃん」の登場人物のロボット・ペリーを描き起こしてコタツで寝てしまいます。\風邪引くよー!(by応援上映)/

 

そしてそして日課のルーティンで寿々男自ら日めくりカレンダーをめくってしまう。今日は2018年2月3日、土曜日。

競輪に行こうとした寿々男は、奈津子が寝ているうちにヘソクリを探し当てようと寝室に忍び込む。ヘソクリを見つける前に奈津子は起きちゃうんだけど、この時のスーちゃんの必死な様子が面白い。っていうかかっこいい・しんどい・タスケテ!!⊂*`∀´⊃寝てろって。頑張りすぎだろ〜?今日は一日ゆっくり休んでろって。言われたいなあ!!!!!!!!!!!(通勤途中に打っています)

起きた奈津子がトイレに行っている間に、寿々男はありとあらゆる勘を働かせてヘソクリの捜索に入る。引き出しの中、壁にかかっているネコマンアニメ化決定ポスターの裏、布団の下。無事1万円を見つけた寿々男は奈津子にバレれないようこっそり外へ…いや奈津子トイレ長すぎ。思えばこの体調悪いのも、妊娠していることを匂わせる体のサインだったのかなぁ。

そして玄関を出るところで実優に見つかり、鬼のお面をかぶっていたため節分の豆を結構な勢いで投げつけられます。 

 

実優「泥棒だ。警察呼ぼ。」

寿々男「ちょちょちょ!これ(1万円)が10倍になったらお前も嬉しいだろ?」

実優「…ありえない。」

寿々男「もし今日が運命の日だったら どうする?」

実優「ねぇ、ちゃんと帰ってくるよね?去年もいなかったんだから、鬼。」

寿々男「任せとけって。今年は史上最強の鬼がお前を襲う!ガオー!」

実優「やめてってば!」

寿々男「愛してるニャ~~~!」

 

実優「パパのバカ!死んじゃえ!」

 

ううううううううううぅぅぅ。家族のことを放って1万円を持って家を出ていく寿々男の背中に向かって、思わず死んじゃえ!と 言ってしまう実優。後の展開をわかっている身としてはこのシーンがたまらなくつらい。事故シーンと棺桶シーンの次につらい。やっぱり「死ぬ」とか「死ね」とかは安易に口にしてはいけない言葉だと、子供の頃は当たり前だったはずのことをしみじみ感じる作品だなぁ本当に。。

 

奈津子のお金で競輪に来た寿々男はなんと9万7千円の大当たり。さすがの有言実行!よっ、言葉に嘘がない男!オタクからの絶対的信頼度ランキング1632年連続第一位の男!あっぱれ!!!(?)

そして大金を手にし浮かれた寿々男は、あろうことか歩道橋の上からお金を落としてしまいます。なにやってんねん!!!!!!夢にまで見た諭吉やぞ!!!しっかり持っとけやァ!!!!!!!!!!一方その頃の奈津子と実優は家でコタツに入りまったり中。奈津子「スーちゃん、絵とギャンブルの才能だけはあるから…」\顔もいいぞー!(by応援上映)/

2人が仲良くスーちゃんのことについて話していると、突如作業台からスーちゃんの画材道具である蓋の開いたインクボトルが落下。インクは勢いよく床に流れてしまう。交互に映るのは、頭から血を流して倒れる寿々男の姿。

このシーンは何度見ても恐怖で慣れなかったし、慣れてしまったら怖いシーンだなと思いました。それまでコミカルにテンポ良く展開が進んでいくだけに、寿々男がトラックに轢かれる場面の衝撃が何倍も何十倍にもなって襲い掛かってくる。トラ1の時は静かな劇場でリアルに「ヒッ…」て言っちゃったし、それ以来寿々男がトラックに轢かれるシーンから裁判所で目覚めるシーンまでまともに見れたことがない。いつも目を瞑ったりスクリーンではなく別の場所を見たりしてた。それなのに、最後に映る爪に黒いインクが滲んだ手が力なく横たわっているあの絵面が強烈に記憶に残っている。

 

奈津子「スーちゃん、死んじゃった…」 

 

寿々男が次に目を覚ますと、そこは亡くなった人が次の人生をどう生きるか決定する裁判所。事態を飲み込めない寿々男に裁判長は容赦なく「あなたは死んだのです。」と告げる。裁判長の「まだ生きていたいのですか?なぜ?」という質問に、寿々男は今月ギャンブル運最高だから!と答える。ここで裁判長が広げてる履歴書と報告書にも小ネタがたっぷり!スーちゃんの誕生日が8月10日・そう我ら(我ら?)Kis-My-Ft2のデビュー日と同じだったり、性格は自意識過剰だと書かれていたり。あと高畑家の住所は東京都多摩市関戸東6丁目7番9号 多摩エスポワールの???号室でしたね!!!!!(ストーカー爆誕の瞬間)

報告書には2枚写真が載っているんだけど、そのうちの1枚(タバコ吸いながらパチンコしてるほう)はよく見ると日付が2017年12月25日で、クリスマス当日も小学4年生の娘へのプレゼントやケーキを放ったらかしにしてパチンカスしてたのが伺えてホント潔くダメパパだなぁと。。もう1枚は2018年1月13日、裁判長も言っている通り実優のお年玉を全額引き出してギャンブルをする寿々男の姿です。冷静に最低すぎて私だったらブチ知れてるし、そんな人間が簡単に預金を引き出せるような環境にしておいたらダメに決まってる~~奈津子もしっかり~~~

寿々男が裁判所で告げられたのは、「1ヶ月間猫になり今までの愚かな行為を挽回せよ」という指令。ここから約1時間半、北山くん演じる寿々男はトラ猫のスーツに身を包み物語は進んでいきます。

 

いきなり死んでしまい、挙句大嫌いな猫になってしまった寿々男。その異常事態に当然順応できるわけもなく、手探りで猫として生きていくことになります。空き地で野良猫の集団と一緒にとても満足とは言えない食事をしたり、ボス猫に絡まれて怪我をしたり。寒いしお腹空いたしもう嫌…と項垂れているところに、めちゃくちゃ良い家に住んでそうな白猫ちゃんが現れる。

 

ホワイテスト「ごきげんよう。私の名前は、ホワイテスト。」

 

ホワイテストは「猫サイアク~。」と言う寿々男に「そうでもないわよ。」と声を掛けます。大きなビジューのペンダント、ヒールのブーツ、整った毛並み、そんでもってめっちゃ綺麗な声。まりえってぃ声のお仕事も向いてると思うな~。(と思ったらやっぱりシティハンターの女子大生役ちょーー上手くてびっくりした。)

ホワイテストに行くべきところがあるはずと諭され(この時点でホワイテスト何者感はあったよね)、トラ猫姿の寿々男が向かったのはかつての自宅。アパートの小さな一室では寿々男のお通夜がいとなまれ、ひどく元気のなさそうな奈津子と泣き腫らした様子の実優がいる。猫の姿で話しかけても二人が気付いてくれることはなく、暴れるだけ暴れて最後は参列していた浦上先生によって追い出されてしまいます。お腹から顎下にかけてのラインを撫でられて完全にお手上げ状態のスーちゃんが可愛い!!そしてどことなくエッチ!!!!

ところでスーちゃんの戒名が気になって(着眼点のズレ)いくつか位牌が映るシーンがあったので見てたんですが、「豊日春漫信士」だったので(多分)高畑家の宗派は日蓮宗だと思われますね。*3戒名部分は「春漫」。「漫」は漫画家であったことを意味するとして、「春」という字に込められた意味とは…とっても気になったので(だから着眼点のズレ)、「春 戒名」でググッたらとある知恵袋にヒットしましたので、引用させて頂きます。

 

「春」という文字ですが、一つはお亡くなりになった季節を表現したものと思われます。もう一つは春の語義に「草木の芽が”張る”」という意を含むところから、新たなるいのちへの再生・再出発を示す文字として用いる場合もあります。いのちは死をもって消えるわけではなく、縁という繋がりの中で再び新芽を張っていくのです。*4 

 

スーちゃんが亡くなったのは2月3日。これは暦の上で言うとギリギリ冬にあたると思われます(2月4日が立春のため)。なので亡くなった季節を表現したものという説はちょっと違う?となると2つめの説が結構しっくりくるんじゃないかな。「いのちは死をもって消えるわけではなく」という言葉の通り、寿々男は亡くなった後も限られた時間ではあるが猫として奈津子と実優のそばにいることができているし、何より寿々男が亡くなった時すでに、奈津子のお腹には新しい命が宿っています。この子は寿々男の生まれ変わりではないけど、寿々男が確かに生きていた証となりこれからの未来を生きていくんだと思うと、「春漫」という戒名に込められた意味、そして思いもなんとなくわかってくるのではないかなぁ。あとは個人的に、「春」という漢字はスーちゃんの性格を表しているような気がしてすごく合っているなぁと思います。そして他にもどこかでスーちゃんのことを「春」という字で表してるシーンがあったんだけど全然思い出せない…まじ痴呆…

 

 

さて話は映画本編に戻ります。お通夜の晩、家の前の公園にいるところを実優に見つけてもらった寿々男は再び高畑家に戻ってきます。ただし、猫の姿で。「本当に飼うの~?」と少し気分が乗らない奈津子に「絶対飼う。」と意志は固い実優。野良猫生活にうんざりしていた寿々男にとってもビッグチャンスなので、「住居と食事保証して~。」と全力で頼み込む。このシーンで顔を寄せ合っている寿々男と実優の表情がむっちゃくちゃ似てて本物の親子なんじゃないかと錯覚するレベル。北山くんに子供がいたらこういう感じなんだろうな~と思うと、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになるよね。でも!いいんです!!!!(CV:川平慈英)だって北山くんがご本人がジャニーズに入ってから今まで一度も選択を間違えたことはないって言ってくれたから。…あれ?ジャニーズに入ってから、ってことは……その前は………いや考えるのやめよ!?てかこれトラさんの感想を述べる記事だから!!!早く進んで!?

 

実優によって「トラさん」と名付けられた寿々男。理由が安直すぎてかわいい。仕方なく住居と食事を保証してやることにした奈津子が遠慮なく股を開いてトラさんの性別を確認するシーンで\フ~~~!!!!/って声が上がった応援上映に来てた北山担達キモくてわろた(褒めてます)。

あっヤバい、大事なの忘れてた。家に帰ってきてすぐ、「本当に俺死んじゃったんだなー…」って言いながら棺の中を覗くシーン……耐えられた同担、いる???????(と思ったら関西の劇場では笑いすら起きててガチでドン引きした)まさかこの目で北山くんの鼻に詰め物してある絵面を見ることになるとはね…1ミリも思わなかったもんで………精神的ショックが過ぎて思い出しただけでもブッ倒れそう。このシーンも事故の場面同様2回目以降は目を瞑ってたけど、どう頑張っても消えない…なんなら夢に出てきて汗だくで目覚めたこともある(ホントに)結構なトラウマシーンだったんだけど私だけなの?これ。

 

ここから寿々男のトラさんとして過ごす1ヶ月間がスタートするわけなんだけど、まじめに1シーンずつ振り返ってたら本気で10年くらいかかりそうだから頑張って端折りますね。怖いことにこの時点ですでに1万字超えてるっていうミステリー

 

 

トラさんを飼い始めた実優は、写真や動画をイ○スタにあげていく。飼い猫らしく首輪をつけた写真、イヤイヤながらも猫じゃらしで遊ぶ写真、キャットフードを嫌がり唐揚げを横取りして逃げ回るトラさんを実優が捕まえた写真や、ダンボール箱に滑り込む動画。最初こそ猫としての生活に戸惑いを隠せなかった寿々男だが、日に日に慣れていきキャットフードもポリポリ食べられるようになる。ここで食べてるのは正方形のラスクかなんかかな?トラさんがごはん食べてる投稿にいいねしてる人のユザネが「meat29_eat」だったり本当に芸が細かいなぁ~~と。もし北山くんが一般人の世界線があったら、こういうユザネつけるのかなぁ。いや、シンプルに「hiromitsukitayama」とか「kitayama-h917」とかにしてそうな気もする(ユザネ考えるセンスが死んでてすまん)。ちなみに「meat29_eat」をイ○スタで使ってる人は実在しました(トラさんとはまったく関係なさそうです)。てか世は小4がインスタやってる時代なのね!?私が小4の頃は学校のタイヤを両端から渡ってぶつかったらじゃんけんして勝った方が進んで先にゴールしたら勝ち~~みたいなゲームしたり(説明が長い)(伝わる?)公園で田んぼの田やらいろはにほへとやらで遊んだりどうぶつの森やったりキッズケータイくーまん飼ったりして過ごしてたわ!!!

寿々男が「猫、最高~」と猫としての生活を満喫している総集編(伝わってくれ)(無理か?)(自分語彙力なさすぎてさすがにビックリ)の、コタツで寝っ転がってテレビを観ながら「働かなくていいし。」って言ってるシーンで、隣で寝ている奈津子の横になにやら重要そうな書類が散乱してるんだよね。あれは弁護士さんとのやり取りとかで使った書類かなぁと勝手に考えてた。なんの書類か気になって解読を試みたけどさすがに無理だったわ

 

猫としての生活に完全に慣れた寿々男は、ある時ふと日めくりカレンダーが自分の命日である2月3日から進んでいないことに気付く。めくろうとしても猫の手ではめくれず、それに気付いた奈津子が代わりにめくってくれます。今日は2月24日。

なぜ2月3日からカレンダーがめくられていなかったのか。それは、カレンダーをめくるのは寿々男の日課だったからでしょう。実際、2月3日もカレンダーをめくったのは寿々男でした。奈津子と実優の中ではカレンダーをめくるのは寿々男の役割で、自分達がやることはほぼなかったんじゃないかな。このシーンの無言でひたすらカレンダーをめくる奈津子が切なすぎて最初の頃毎回泣いてた…スーちゃんが亡くなってから奈津子は葬儀の準備や自分と寿々男の仕事先への対応、実優の学校にも対応しなきゃいけないし、轢き逃げだから警察や弁護士ともお話ししなければならないかもしれない。まだ小4の実優と一緒に生きていかなきゃいけないし、スーちゃんが亡くなった現実とゆっくり向き合う時間もないままこの3週間を過ごしてきたと思う。それがたった「カレンダーをめくる」ことだけでズドンと突き付けられた感じが切ないし、やっぱりスーちゃんが浮かれてお金落っことして轢かれて死んだっていう事実がやるせない……最期に当てたお金すら家族の元に持って帰れないんかワレ………!!そして奈津子がカレンダーをめくっている時、寿々男の死を突然痛感させられたのは実優も、寿々男本人も同じ。あの微妙な空気感をスクリーン越しの観客にも伝えられる監督・演出、3人の演者の力量すごいなぁ~と思いました。

 

なんとここいらで画面が重たくなって参りました。PCで打つと一定の文字数を超えたあたりからだんだん動きが鈍くなる事実に初めて直面。こりゃどっかで記事を分けたほうがいいな…(まだ書きたいことの3分の1も書けてない)

 

 

さて、毎日変わり映えのない生活に飽き始めた寿々男は、ホワイテストにおすすめの「外食」を教えてもらうことに。連れられて到着したのは、奈津子が働くスーパーマーケットでした。ここでみんな大好き例の歌が登場するわけですね!

 

だ~か~ら~あなたをちょこっと炙らせて~~♪炙りサーモン!おいしいニャン!あ!ぶ!り!A!B!U!R!I!ハイ!

 

友達はこの歌を一発で正確に聞き取ってたけど、私は指摘されるまで後半部分は「あ!ぶ!り!エ!ビ!ハイハイハイ!」かと思ってた。 ホワイテストに勧められた炙りサーモンより炙りエビを好むトラさん…

大ヒット舞台挨拶の時に司会の方が気を利かせて「炙りサーモンの歌、どんな歌でしたっけ…?(北山くんに歌わせようとする)」って言ってくれて、観客全員が北山くんの生・炙りサーモンの歌を期待したところで意気揚々と筧監督が歌い出したのホントに笑った。しかも北山くんその後歌詞間違ってたし!!!お前!!間違えんなよ!!!

 

外食を楽しもうとしていた寿々男ですが、店の裏で倒れている奈津子を見つけてしまいます。呼びかけても応答のない奈津子(そもそも猫の鳴き声で目覚めるワケない)。なんとかして近くにいた休憩中にタバコを吸っていたスーパーの店員を奈津子のもとへ連れていき、救急車を呼んでもらうことができました。

このシーン地味に結構好きだったなぁ。猫になってから特に大きな不自由に直面することもなく過ごしてきた寿々男だけど、ここで初めて何かを伝えることの難しさがわかったのでは。自分が生きていたら誰かの助けなんかいらないのに。すぐに救急車も呼べるのに。話が大きくなってしまうけど、安全にこれといった不自由もなく普通に生きて普通に生活できることは、実はすごいことなんだよな~って私自身もすごく思ったワンシーン。トラさんに引っ張られて階段下りてる魚売り場のお兄さんの「てかこいつ力強っ!」がウケる。そんな怪力な猫ありえないだろ。怖いわ。

 

このことを実優に知らせようと、猛ダッシュで家に帰ってきた寿々男。玄関のドアに体当たりしたり、窓を叩いたりして必死に実優を呼びます。実優、そんなあっさり窓開けちゃダメだよー!!不審者かもしれないんだよ!気を付けて!!

しかし寿々男が実優に奈津子が倒れたことを伝える前に、ウキウキな様子で奈津子が帰宅します。あれ?病院に運ばれたんじゃ…しかもたい焼き買ってきてるし!!挙句生キャラメル味だし!!!スーちゃんも「たい焼きを買った!?」って驚いてるよ。

 

やたらゴキゲンだった奈津子にはワケが。倒れた理由は病気ではなく、なんとお腹に赤ちゃんがいたからだったのです。これには寿々男も大喜び。実優も最初は戸惑いながらも、笑顔で「ママ、おめでとう。」と言ってくれます。

 

奈津子「これでまた3人家族だね。」 

 

その晩、一人机に向かいネコマン最終回を描く実優。その内容は、ネコマンは実はパパで、ミユのことが心配で近くで見守るためにネコマンに化けていたという話。それを見た寿々男は、「よくわかったな~!そう、俺パパ!パパ!」と嬉しそうにするが、実優に静かにするよう怒られてしまう。

しかし漫画の中のミユは泣きながら「赤ちゃん、いらない」と言っています。これに対してバカなスーちゃんが超~~~~見当違いのこと言うからコイツほんまに…!!ってなる(笑) な~~にが「実優ずっと一人っ子だったもんな。大丈夫、奈津子はちゃんと平等に愛してくれるから。」だ!!!!そういうことを言ってるんじゃないだろこの分からず屋~~~!!!!!トンチンカン野郎~~~!!!!!!!(このハゲー!のテンションで再生どうぞ)

 

では、実優の言う「赤ちゃん、いらない」にはどんな思いが込められているのでしょうか?

まずもって新しい家族が増えることは大変おめでたいことです。奈津子オメデト!!しかし、中には下に弟または妹が増えると親が自分にかまってくれる時間が減ると思いそれを嫌がる子供もいます。スーちゃんが実優に言ったのはこういうことだよね。

結局劇中ではこの言葉の意味が明確に示されることはありませんが、少なくともこれは違うと思います。確かに実優はしっかりしているように見えてまだまだごく普通の小学4年生の子供だけど、自分がパパ、ママにすーーーっごく愛されていることはわかってるでしょう。だって毎日ウザいくらい「愛してるニャ~」って言われてるワケだし。寿々男にも奈津子にもたっぷり愛され、まっすぐ育ってきた実優が「赤ちゃんが生まれることで自分はほったらかしにされるんじゃないか」と考えるとは私には思えません。じゃあ、なんでこんなこと言ったの?

私の見解では、この「赤ちゃん、いらない」は奈津子が何気なく言った「これでまた3人家族だね。」に掛かってるのではないかと思う所存でございます。奈津子は寿々男が死んだことで2人家族になってしまった高畑家が、赤ちゃんが生まれることでまた3人家族になるね、というシンプルな話をしたかったんだと思いますが、まだ小学4年生の実優はそんなに簡単に割り切れないよ…なんてすれ違いがあったのかなと。

別に奈津子も寿々男の死をあっさり受け入れ割り切っているわけではない。でも大人になると会話の中の言葉ひとつひとつを噛み砕いて考えたりすることは減るじゃないですか。そして小学生くらいの子供はそんなに深く考えていないようで実は結構深く考えていたり、妙なくらい勘が良かったりする。しかし違和感に気付いても子供から大人にはなかなか言い出せず(小4だとこういうところも変に気を遣いだす年頃かなと)、うまく歯車が噛みあわない。このすれ違いはリアリティがあって、本当に細かい描写がなされているなぁと思いました。実優にとっては奈津子が何気なく言った「これでまた3人家族だね。」のせいで、赤ちゃんは死んだ寿々男と入れ替わりで家族になることで寿々男のことを忘れさせてしまう凶器のように思えたのでは。しかも赤ちゃんいらないと考えていることに罪悪感があって、この子はすごく悩んでいるよね。新しい命が誕生するのはおめでたいことだと分かってて、ママもあんなに喜んでいるのに、自分はなんでこんなことを考えてしまうんだろう…と。

 

小学4年生の女の子がこんなに色々考えて胸を痛めているというのに、その父親は何とも言えない見当違い。寿々男なりに奈津子と実優の間にすれ違いが生まれていることを伝えようとしますが、猫の姿では何も伝えられません。このシーンの奈津子もとい多部ちゃんがかわいすぎて北山くんじゃなくて多部ちゃんばっか見てたww「どしたのトラさん~!そんなにゃあにゃあにゃあにゃあ言って~~!そっか~トラさんも嬉しいんだね~~!お兄ちゃんになるんだもんにゃぁ~~~!!」いやかわいすぎて無理…

 

 

猫の姿では何もできない。そばにいるのに何も伝えられないことがこんなにもどかしいなんて。1日でいいから人間に戻してほしいと裁判長に頼みます。裁判長は当然のようにお断り。その上、あと1日でもうあなたは死にます!という無慈悲っぷり。寿々男の懇願むなしく、現実世界へ戻されてしまう。

そこにいたのは、なにやら落ち込んでいる様子のホワイテスト。どうしたのかと聞くと、「パパ、病気なの。」と。さてここでホワイテストのことについて少し掘り下げていきたいと思います。

ツイッターで度々言われていたのでそれを目にした方も多いのではないか、ホワイテストは浦上先生の娘だった?説。私の見解では、これはミスリードのような気がします。

私も最初はそうかな?と思っていたのですが、回数を重ねるごとに矛盾点が気になってきました。いったいなぜホワイテストが浦上先生の娘だったと言われているかと言うと、①浦上先生が過労で休載した時期と、ホワイテストが「パパ、病気なの。」と言っているシーンが時系列的に近い②浦上先生は猫の扱いが上手い(寿々男の葬儀の件)③おねがい龍馬様の次巻が46巻(シロ、で白猫を連想させる) といった理由から(他にもあったらごめん!)。確かに言われるとなんとなくそんな気がしてくるけど、もし本当にホワイテストが浦上先生の娘だったとしたらいくつか見過ごせない矛盾点がある。

 

そもそもホワイテストは何者なのか。原作ではトラさんの猫友達として出会い、優しい青年の元で飼われ、同じ猫友達のガブとの子供を授かるごく普通の猫として登場します。スーちゃんと同じ理由で猫をやっているのではなく、もともと猫だったと考えられる。対して映画のホワイテストは明確に示されてはいませんがおそらく、スーちゃんと同じ理由で猫として過ごしているのだと思われます。これは私も同意見です。

その理由の1つ目は、トラさんとホワイテストの出会いのシーン。寿々男はきっと驚くだろうと期待を込めて「実はなぁホワイトネス。俺昨日まで人間だったんだよ。」と告白していますが、それに対するホワイテストの反応は「へぇ。」と非常にあっさりしたものになっています。「コイツ何言ってんだ?」と思ってた説、博識だからそういう事案があることを既に知っていた説もなくはないけど、シンプルに考えるなら自分も同じ状況だからでしょう。同じ生い立ちの人なんだなぁと思った反面、「この人も亡くなってるんだ…」と思ったかもしれない。

2つ目は物語終盤、トラさんに「どんなにダメな人生でも、その人にしか残せないものがある」と言っているシーン。普通に聞いている分には何の違和感も感じないが、猫なのに「人生」「その人」などの言葉を使っていることからやはり元人間だったことは確定でしょう(優しいホワイテストがトラさんが人間だったと話していたのを考慮してくれたとも考えられるけど)。

さらに別の視点で、トラさんがホワイテストに外食に連れて行ってもらうシーンに注目。スーパーへ向かう途中、水の入ったペットボトルの猫除けを見つけたホワイテストはいち早く反応し怯えている。寿々男はホワイテストが驚いているのを見て、つられて驚いているように見える。このことから、ホワイテストは猫になってからの期間がそれなりに長いのではないか?と思いました。まだまだ人間だった頃の感覚が色濃く残っている寿々男は猫除けにずいぶんニブそうな反応だけど、ホワイテストは結構ちゃんとビックリしているよね。

 

さて話を戻して、ホワイテストと浦上先生の関係について。まずは浦上先生の年齢。過労で倒れたニュースの際、浦上先生の年齢は35歳と報道がなされています。スーちゃんと同期だけど年上なんだね。そしてホワイテストの年齢はおおかた17~20歳くらいと思われる。一番若い17歳だったとしても、浦上先生が18歳の時にホワイテストが生まれたことになります。ありえなくはないが、浦上先生かなり破天荒…!

これに関して重要になってくるのが、猫の歳の取り方。猫はだいたい、1週間で人間の1ヶ月分、2週間で3ヶ月分、3週間で半年分…1歳で17歳分の歳を取るそうです。仮に現在のあの姿のホワイテストが17歳だと仮定したら、人間で1歳~1歳半くらいの時に亡くなったことになる。これなら浦上先生の年齢と併せて考えてみても比較的すんなり納得がいく。が、しかし。寿々男は亡くなったときの姿、思考のまま猫になっている。しかもホワイテストは「お前は誰よりも心が真っ白で、優しい子だったよな。」とパパが言ってくれたと話しています。1歳~1歳半の子供に「心が真っ白」とか言う?いや言う人もいるかもしれないけど!言霊教育的な!(???)でも現実問題なかなか考えにくい。

 

もう一つ、ホワイテストの言う「パパ」と浦上先生は別人だと私が思う理由は、ホワイテストの自宅。これも劇中で明確に示されているわけではないが、ホワイテストはレンガ造りの大きくてゴージャスな家の前で座っているシーンが3回もある(①序盤、「ミユちゃん、おいくつ?」と聞くシーン②一人で展望台へ行った実優の元へ走る寿々男を眺めているシーン③ホワイテストが消えてしまうシーン)ことから、ホワイテストがお世話になっている家はあのレンガ造りのお宅だと考えられる。しかし浦上先生が過労で倒れたニュース番組で映っているのは別のお宅。もちろんあれが自宅だとは断定できないが、漫画家という職業から自宅だと考えるのが一般的だろう。これが一致していたら確実だったなーと思うけど違ったので、私の中でホワイテスト=浦上先生の娘説はなくなりました。あと単純に浦上先生のニュースとホワイテストが「パパ、病気なの。」と言っているシーンは結構時間空いてる。。そんな言うほど近くない。。その間に寿々男と外食行ってるし。。。(笑)まあだから、「ちょっと前まで元気だったのに」なのかもしれないけど。

ただ、浦上先生が猫と仲良くなるのが上手な点や寿々男に対して「またね」と好意的だった点などを踏まえると、ホワイテストではない別の猫ちゃんと一緒に暮らしている可能性は大いにあるかなぁ。映画オリジナルキャラに大物俳優を起用しているのもあり何か隠された意味があるのではないかと考察される条件は揃ってると思うけど、そんなこんなの理由で私はnot娘説を推しています。いろいろ考えるのたのしー

 

 

さてさて話を戻します。いよいよ寿々男が猫として生きることができる最後の日がやって参りました。奈津子や実優と一緒にいれるのも今日が最後…それなのに、朝から実優は行方不明。友達の家か公園にいるだろうと思い、奈津子はパートへ出かけます。最初は奈津子同様大して心配していなかった寿々男ですが、実優の机の上にあった「ネコマン最終回」の原稿を見てふと心当たりがあることを思い出し、一目散でそこへ向かうのでした。\不用心ー!(by応援上映)/

 

話を戻したところで再び本編から話が逸脱するのですが、日めくりカレンダーについて少し話をしたいと思います。先述の通り、寿々男の役目だったカレンダーをめくる日課は奈津子か実優に引き継がれたようで、この日もカレンダーはすでにめくられきちんと3月3日になっています。ここで注目したいのが、カレンダー下部に書いてある日々の格言。トラさんを何回か観た人はお気づきかもしれませんが、高畑家のカレンダーには一番下にその日の格言が書いてあります。

話は序盤に戻り、寿々男がまだ生きていた時のシーン。命日となる2月3日の格言は「理想を追う者は 足元に気をつけよというものでした。そして3月3日の格言も、同じものでした。

そもそも「理想を追う者は 足元に気をつけよ」とはどういう意味なのか。グーグル先生で調べたのですが、それらしき意味見つかりませんでした。どうやらことわざや故事成語ではないよう。その中で唯一ヒットしたのがこちら。

 

きちんとした基礎固めをせず、理想だけを追っていても実現できない。*5 

 

ほう…と思いました。これまでのスーちゃんの行いを見ているといくつか心当たりがあるよね。そしてこの言葉だけをシンプルに、別の視点から捉えることもできると思っています。2月3日は競輪で大当たりしルンルンで帰っているところでお金を橋の下に落とす、3月3日はこの後のシーンで実優に振り切られ、展望台から落下する。2月3日に関しては手に持っていたお金を落とすためどちらかと言うと気を付けるのは「手」な気がするけど、原作の寿々男は橋からそのまま落下して亡くなります。そう、この2日間には共通して「足元に気をつけ」なければならないシーンがあるのです。

この2日間の格言を揃えたのはわざとかなーと思っていたのですが、どうやらわざとではないようです。というのも、市販の格言入り日めくりカレンダーを調べると毎月3日の格言が「理想を追う者は 足元に気をつけよ」だ、という商品が何個か見つかったから。とはいえ、原作に2月3日が寿々男の命日という設定は出てこないので、これも筧監督ならびにチームトラさんの遊び心満載な隠しオプションなのでしょう。大変楽しませて頂きました。

 

 

 

寿々男が向かったのは「幸せの鐘」がある展望台。毎年この日に家族3人で来ていた場所です。

寿々男の予想通り、実優はそこにいました。3月3日、寿々男が亡くなってからちょうど1ヶ月でもあるが、この日は寿々男と奈津子のプロポーズ記念日だったのだ。実優は突然自分の元にやってきたトラさんに驚きながらも、この場所についてお話をしてくれます。

 

実優「ここね、パパとママと毎年来てたの。海見ながらお弁当食べたりして、すっごい楽しみだった。」

 

実優の言葉にビックリしている寿々男。面倒くさそうにしていたけど、本当は楽しかったんだね。実優が二人に愛され、二人のことを大好きだったんだなぁと改めて実感したセリフ。

さらに実優はここにいたらパパが自分のこと迎えに来てくれるかなぁ、そしたらパパと一緒に…と続けます。これに対して寿々男は「パパはここにいるんだよ!」と、生前毎日やっていたように実優の腕に噛みつく。実優は「それやめてって言ってるでしょ!パパみたいだから!」と嫌がり、トラさんを振り払う。打ちながら涙腺がやべぇ。どうでもいいけどこの落ちるシーンで北山くんの口元アップになって毎回恥ずかしくなってた…///(なんで?)

展望台から落ちたトラさんを心配して実優が駆け寄ってくる。抱きしめてくれた実優に寿々男は「実優、パパ今日でお別れなんだ。今までありがとうな。良いお姉ちゃんになるんだぞ。」と。。ここで毎回泣いてた。。。寿々男は最愛の娘と今度こそ最期のお別れだというのに笑ってるし、このお別れの言葉は当然実優には通じていない。死に対する実感の無さと、この後出てくる「俺最期までバカなことするからさ」にかかっている笑顔なのかなぁ。

 

 

家に帰ると、実優を心配して奈津子は外で待っていました。寿々男が「大丈夫、実優は無事だ。怒るなよ?アイツはアイツなりに思うことがあって…」と言いながら奈津子に近付いていきますが、その横を通り過ぎて実優の元へ。いや、まあ当たり前と言ったら当たり前なんですけどね…だって結局は猫だし、そりゃ一人娘のほうが大事に決まってるよね…でも切ないよね……あと妊婦に負担かけちゃダメ!!ゼッタイ!!!そこは実優も反省してー!!

 

 

奈津子から華麗なシカトを食らい、すっかり自信をなくし落ち込んでしまった寿々男。そこで、自らの助言により元気を取り戻したホワイテストに遭遇する。「やっぱり最期は猫らしく、誰にも知られずひっそり死んだほうが…」と口にすると、「ダメよ。」とホワイテストに諭されます。私達猫にしか見えないものもあると言ったでしょう?どんなにダメな人生でも、その人にしか残せないものがあるのよ、と。このシーンでホワイテストが寿々男と同じように猫になった人間なんだと確信しました。ホワイテストが見つけた「私達にしか見えないもの」「その人にしか残せないもの」とはなんだったのでしょうか。今度はもっといっぱい生きて、めいいっぱい楽しんでほしいな。先述の話で言うと、1歳~1歳半であっても17歳~20歳であったとしても、これからもっと楽しいことがあるって時に失ってしまった命だと考えられるからね。

 

ホワイテスト「だから、トラさんも絶対に諦めちゃダメ。」

 

そう言い残すと消えてしまったホワイテスト。寿々男より一足早く、猫でいられる時間が終わったのだろう。寿々男も不思議そうにしていますが、最後にそのことに気付いたようです。仲間がいなくなる=死んでしまったのを目の当たりにして、このあたりからようやく「自分はあと6~7時間あまりで死ぬ」という現実を実感したように思えます。

 

 

そしていよいよ寿々男、最期の夜。家では奈津子と実優が二人で静かにたい焼きを食べています。このシーンも劇中では大雨が降っていて、雨はなにかと北山担の脳に強烈な記憶を残していくなぁと思って観ていました。

奈津子が実優に「パパの遺言聞きたい?」と言い、奈津子が勝手に思っている寿々男の遺言を初めて実優に伝える。このへんからエンドロール後のモザイクアートが消える瞬間までノンストップで泣きっぱなし。いやもっと前か…?(最初は展望台でスーちゃんが実優を抱きしめているシーンあたりから泣きっぱなしだった気がする)

 

寿々男「なぁ奈津子、もし俺が死んでも絶対泣くなよ?」

奈津子「えぇ?なにそれ。」

寿々男「俺最期までバカなことするからさ、そしたら、俺の代わりに実優のこと笑わせてやってくれよな。…なんてな。」 

 

ウオオオオオオーーーーー!!!!!!!!!!!!!!超絶リアコ山宏光様のお通りだァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

今そうじゃないだろ感は否めませんが、私は叫ばずにはいられない。このラフな服、疲れて若干ガラガラになっている声、オフモードでおでこの出ている北山くん…じゃねぇやスーちゃん。リアコでしかねぇ。スーちゃんの「なんてな」はこの頃からずーっと口癖だったんだね。

 

寿々男の遺言を伝えると、「そうなんだ。パパ意外と良いこと言うじゃん。」と笑う実優。寿々男の言葉通り、奈津子も笑ってくれると思ってたのでしょう。しかし、奈津子は寿々男が亡くなってから初めて、涙を流すのです。

 

奈津子「泣くなとか、笑わせろとか、そんなの無理に決まってんじゃん。自分だけさっさと死んじゃって。ロクなお金も残さず、思い出ばっかり残して…泣くよそりゃあ!泣くに決まってんじゃんスーちゃんのバカ!」 

 

ここの奈津子のセリフはかなり長いですが、すごく印象的な場面なのでこの後も全部丸々しっかりと覚えています。今まで一度も泣いていなかった奈津子が、それまで我慢していたものを全て吐き出してたくさん泣くシーン。

  

奈津子「でもね実優。スーちゃん、出会ってから20年毎日言ってくれた。だから私、自分のこと好きになれた。つらいことあっても、笑っていられた。だから、幸せだった。」

 

寿々男が奈津子に毎日言っていたことといえば、「愛してるにゃ~」のこと。奈津子のこの言葉を聞き、寿々男は隣の部屋でため息をついて下を向いています。こんなことしかしてやれなかったんか、俺…的な意味なのかなと思って観てた。しかも、「毎日」欠かさず言っていた「愛してる」を、スーちゃんが亡くなった日は言えていないんだよね。起きて、ヘソクリ盗んで、実優には言ってるけど奈津子とはそのまま顔を合わせることなく出かけてる。言っていたら未来が変わっていたかも…と思うとなんだかやりきれない。てか出会ってから20年毎日「愛してる」は冷静にすごくない!?だってスーちゃんと奈津子が出会ったの、13歳の時だよ!?スーちゃん実はめちゃめちゃロマンチストなんじゃ…もしや少女漫画も描けたのでは…!?

ちょっと話が逸れますが、実優が現在9~10歳とのことなので寿々男は23~24歳でパパになっているんだよね。彼は北山くんが散々言っていた「若パパ」の部類に入る年齢でしょうか。アイドルゆえに若パパになる夢が消えてしまったのかと思うと、私はなんだか心が痛いです。お腹が痛くなってきたので、話を戻しましょう。

ちなみにこれに似たシーンが、原作コミックス2巻130ページにあります。奈津子が実優ではなく寿々男の母に、寿々男が生前してくれたことを打ち明けるシーン。その奈津子の「私達はまんまと自分自身を好きになる事ができて、ミユにとって最高の教育となりました」って言葉が好きで何回も読み返してる。奈津子は原作でも映画でも特別自己評価が低いようには見られないけど、スーちゃんが言ってくれる「愛してる」のおかげで自分のことを好きになり自信もついたんだろうな。ネコマンという作品だけではなく、愛してるという言葉もといスーちゃんが今までしてきた行動全てにたっぷり詰まっている愛情も、スーちゃんにとっての「その人にしか残せないもの」だったんだと思います。それを本人が自覚しているのではなく、愛情を向けられた人が自覚しているんだから寿々男は本当に会いにあふれた人間だったんだなー。金使い果たしてるけど。

ちなみに私は実優の「パパ…会いたいよパパぁー!!」が泣きのピークでした。こころちゃんの涙尊いよーー!!!涙が綺麗すぎてこちらまで浄化されてる気分になるよー!!!

 

 

再び強く「人間に戻りたい」と思った寿々男は裁判長に呼ばれます。前回はフワフワ浮ついた感じだった寿々男ですが、今回はその表情に迷いはなく何かしらの決心をしたよう。 

 

寿々男「ここにいてくれるだけでいい。それだけで奇跡みたいなもんだからって。俺はその奇跡のお返しがしたいんだ。」

 

刺さったねーーーー!!この言葉はぐう刺さりましたねーー!人が生まれて、生きて、それだけのことかもしれないけど実はすごい奇跡で、自分はそのお返しがしたい。今までそんな風に考えたことがなかったので、スーちゃんのこのセリフは衝撃的でした。恵まれた人生かと言われたらそうではないと思うけど、五体満足健康体で特別何かに困ることもなく、毎日元気に平和に暮らせていることは奇跡なんだなー!スーちゃんみたいに死んでしまったら何も伝えられないし、自分の魂はどこにいくのかもわからない。想像するととっても怖い。今を大事に生きなきゃならないなぁ~~北山くんが同じ時代に生まれて同じ時代をアイドルとして生きてくれる奇跡のお返しがしたいな~~~ってわけで私の現世は北山宏光さんに捧げると決まりましたありがとうございました ご先祖の皆様、当家の血筋がここで途切れることを何卒お許し下さい

 

何を言われても同情せず、慈悲の慈の字もない(なんか韻踏んでるみたいになっちゃった)(恥ずかしい)裁判長でしたが寿々男の真剣な言葉に心を動かされたのか、「そんなことをしてもあなたは結局死ぬんですよ?」と尋ねます。それでも寿々男の答えは変わらず、「わかってる。いいんだそれで。」。自分はもう死んでしまうけど、限られた時間で自分なりに考えた「その人にしか残せないもの」を奈津子と実優、これから生まれてくる子供に残したい寿々男の思いに根負けし、裁判長は朝までの期限付きで寿々男を人間に戻してあげるのでした。

ちなみにこの後「次の方どうぞー」と次を呼んでいることから、死後の裁判所で裁かれるのを待っている人がいることがわかります。それなのに2回も割り込みさせてくれた裁判長、なんだかんだ言って寿々男のこと好きだよね!!本屋の店員さんと同じじゃん!スーちゃんが家族だけではなく周りのみんなから愛されるのは、スーちゃん自身が愛にあふれた人だったからでしょう。彼の一種の才能だと思います。こういうところは本当北山くんそのもの!

 

 

人間に戻ることができた寿々男は大急ぎでネコマン最終回のネームを描き始めます。自分の声は裁判長に筒抜けと分かっているからか、まず初めに「ありがとな、裁判長。」と一言つぶやいて。

描き出しは順調だったが、なんと途中で実優が起きてしまう。一瞬やばい、という感じの寿々男だったが、落ち着いて実優と話を始めます。

 

実優「パパ…?これ、夢…?」

寿々男「そう、夢だよ。パパ実優に会いたくて、実優の夢の中出てきちゃった。」

実優「マンガ、描いてたの?」

寿々男「そう。ネコマン最終巻。パート2は無し。人生と同じだ。」

実優「終わっちゃうの?やだ、寂しい…」

 

あんなにネコマン最終回早く描いてと言っていた実優だったが、いざ寿々男が描き始めると寂しいと言う。描き終わったらもう寿々男に会えないような気がしてたのかな。

そして寿々男はネコマンについて「パート2は無し。人生と同じだ。」と言う。すでに亡くなっている人がパート2は無しとか言うと重さが全然違うな…寿々男にとっては自分の人生もここで終わりで、続きはないわけです。自分の人生の終わりに、マンガを描くことを決めたのです。この場面で今まで頑なに描くことを拒んできたネコマン最終回を描くことにしたのはなぜでしょうか。もちろん、これが最も効率良く残された家族にお金を残せる方法だというのが1番の理由だろう。だって彼は絵とギャンブルの才能だけはあるんだから。しかし他にも理由があったように思えてなりません。

記事前半でも書いた通り、寿々男はわざとネコマンを未完結のまま放置してネコマンを「生きた作品」として残しておいてるように思えます。もう描きたくない、いつまでもネコマンネコマン言われるのは嫌だと言いながら、心のどこかではネコマンを自分の切り札のように思っていたのではないか。そんな切り札、自分の代表作であるネコマンを完結させることによって、漫画家・高畑スズオとしての人生もしっかり完結させる意図があったのではないかと、私は思います。それにネコマンの人生?も、スーちゃんの手で完結させてあげることができる。

桜木さんにはあんな風に言ったけど、本当はやっぱりネコマンという作品を誰よりも愛していたのは寿々男なんじゃないかな。確かに描き始めた当初は桜木さんに言った通り「売れそうだからちゃちゃっと描いた」かもしれないけど、きっと描いてるうちにいつの間にか好きになっていたんだろうな。そしてそのことに寿々男本人は気づいていないんだと思う。気づいてない、というよりは気づかないフリ…認めたくないんじゃないかと。だってネコマン最終回の原案を机の下で書いてるスーちゃん、めっちゃ楽しそうだもん。

 

 

再び話を本編に戻します。

実優が寿々男にくっつき、「夢でもあったかいね。」と言うシーン。亡くなったはずの人間の体があたたかいという、本来ならありえない事実。寿々男の体温をしっかり感じることで実優も少しは安心できたのかなー。

そして実優は寿々男に謝り始める。 

 

実優「パパ、ごめんなさい。」

寿々男「えっ?」

実優「死んじゃえとか言ってごめんなさい。本当はパパのこと大好きだし、授業参観に来てくれたのも嬉しかったし…」

寿々男「わかってるよ。パパそんなの全部わかってたよ。」 

 

 吐きそうだ。。。。。(鬼号泣)

小4だよ!!?みんな小4の時パパ大好きとか言えた!!!???!少なくとも私は言えなかったし申し訳ないけど思ってもなかったわ!!!!!!まあこの場合はもう二度と会えないと思ってた人に会えたからってのもあると思うけど…

そして寿々男の返しもヤバい。涙腺がヤバヤバのヤバ…だし、興奮もヤバヤバのヤバ…(全然心が浄化されてない人のセリフ)「えっ?」の笑顔もヤバいし、「わかってるよ。」からの笑顔もヤバいし、実優のことわしゃわしゃーってするのもヤバい。総じてヤバい。北山くんが親だったらこういう感じなのかーーと思うと、、、ウ゛ゥ゛、、、、、(吐)アイドルだから親にもならせてあげられない、、、ごめんね北山くん、、、、、

じゃなくて。

 

寿々男「パパもごめんな。…死んじゃって、ごめんな。ずっと、ほんと、ダメな父親で。もっと、もっと一緒にいたかった。」

 

トラ2の時他担の友達と4人で観に行ったんだけど、このシーンで「寿々男じゃなくてお前が死んじゃうのかと思った(ってくらい泣いてたよ)」って言われて笑った。しかも私が気になりすぎて全然話が入ってこなかったらしい…すまねぇな…しかしここは本当に涙が止まらなかった

今までどんな場面でも泣かず、笑顔の多かった寿々男が初めて泣きそうになるシーン。ここで一番強く死を実感し、死にたくないって思ったんじゃないかな。死にたくない…DON'T WANNA DIE……I don't wanna die tonight………(うるさい) 遺言の通り最期まで笑って笑わせて~で終わりたかったけど、実優の素直でまっすぐな言葉にどうしようもなく泣けてしまったんだろうな~。わかるよスーちゃん。実優があまりにも良い子すぎる

そしかもこの後実優が必死に涙をこらえてるスーちゃんのほっぺたムニッって押し上げて笑え!!みたいにやるのが爆泣き必須案件なんですよね…実優の中ではパパはいつも明るくて笑っててウザくてでも全部ひっくるめて大好き!って感じだったから、もう二度と会えないなら最後はやっぱり笑ってほしかったのかなって思いました。結果寿々男はその実優の思いに涙をこらえきれなくなって泣いてしまうけど、涙を見せないように実優をぎゅっと抱きしめます。寿々男もきっと実優の記憶の中に笑顔の自分を残しておきたかったのでしょう。涙なしでは観れない…あと私も北山くんのほっぺたムニッってしたい。

 

 

実優を寝かせてからはいよいよ本格的にネコマン最終回に取り掛かります。感傷に浸ったり、実優の寝顔を見ている時間はないんです…スーちゃんに残された時間はあと数時間しかないのだから。

寿々男がネコマンを描いたのはおそらく休載して以来のこと。5年も離れていたはずなのに、そのブランクを感じさせないほどに寿々男の手は止まらない。もちろん裁判長との約束の時間が気掛かりなのもあるけど、それにしたってみるみるうちに原稿が完成していく。

ネコマンを描いてる時の寿々男は、北山くんが気合いを入れていたと言っていた意味がわかるくらい別人のようですごくかっこいいです。正直それまでまったくかっこよくはなかった寿々男が劇中唯一キラキラと輝いて見える。ここは私の1番好きなシーンにもあたります。

北山くんが「好きなものを追究している男の人はかっこいい」と言っているのは、きっと北山担なら誰もが一度は目にしたことがあると思う。それくらい結構な頻度で口にしている。そしてこの、寿々男がネコマン最終回を描くシーンでは北山くんが思う「男としてのかっこよさ」が抜群に発揮されています。今まであまりその言葉の意味がわからなかったけど、高畑寿々男という一人の人間の生き様を通してようやくわかった気がします。好きなことをして輝く成人男性、かっこいい!本当なら実優にこの姿を見てほしいけど、それも叶わぬ夢なのが切ない反面良かったと思います。実優も、もちろん奈津子も、スーちゃんが一番輝いているのはネコマンを描いている時だとわかってるんでしょう。その事実に寿々男本人は気付いていないと思うけど、それで良い。

そしてそして寿々男がネコマン最終回を描いている時のBGMがめちゃめちゃ良い…!このBGM本当に大好き。ただ明るいだけじゃなくて、なんとなく清々しい気持ちになるような曲。このシーンはただ明るくて楽しくて…っていうんじゃなくて、言い方を変えれば寿々男は自らの死へ歩みを進めているワケです。死へのカウントダウンをしているんです。本当なら怖くて、こんなに一心不乱になって何かをすることなんてできないと思う。あと数時間で自分は死ぬとわかっていながら、一人で何かに打ち込める?無理じゃない?でも寿々男は漫画を描くことに夢中で、他のことには目もくれていない。さっきも書いたけど、裁判長が「そんなことをしても、あなたは結局死ぬんですよ?」と聞いた時に力強く「わかってる。いいんだそれで。」と答えただけあるよね。まさか死へ向かっているだなんて忘れてしまいそうなくらい熱心に漫画を描く寿々男の背景で流れているこの音楽が、私はすっごく好きです。サントラ発売後も即この曲をラインのBGMにしました。ちなみにそれまでは数年間ずっとandropのShoutでした!*6

あとだいぶ夜が明けて来たくらいの時間にスーちゃんがペン立てからガチャガチャやりながらペンを出す一瞬のシーンがすごい好きです。細かすぎて伝わらない選手権!

 

 

さてところで、寿々男が描くネコマン最終回の内容が気になりませんでしたか?私はもうトラ1の時から何を描いているのか気になって気になって仕方なく、途中からネコマンを読むことに全力を捧げていました。というわけで話の大枠は解読できたと思うので、少し内容を掘り下げたいと思います。

 

まず1ページ目。

・ネコマンが寝ている様子と登場人物3人がなにやら神妙な面持ちでネコマンを見つめている様子

から、最終話はスタートします。ここに書いてあるのは「ミユが中学生になりネコマンの心配事もぐんと減ったので、ネコマンはやっと眠れるようになりました」という内容。

ネコマン過重労働だなオイ…今までミユが心配で眠れなかったって、逆にミユはどんだけ悪事を働いてたんだ!?(多分そういう意味じゃない)もともとただの居候としてこの一家の元に来たネコマンだったけど、最後は本物の家族のように思っていたのかな。

そして2ページ目。

・ミユのパパが寝ているネコマンを覗き込み、「死んでないよな…?」と心配する

・ナレーション「ネコマンは初めて夢を見ました」

夢って浅い眠りの時に見るものらしいよというマジレスはさておき、ネコマンはこの日初めて夢を見たそうです。ぐっすり寝てるネコマンかわいい。

 

・雷雨の中フラフラ歩いているネコマン

・倒れているネコマン

・そこに白猫ちゃんが迎えに来る

これはネコマンの夢の中なのかなと思っていたんですがどうなんでしょう…後の展開を見ると夢から目覚めてアテもなく歩いてるように見える

 

・白猫ちゃんが泥だらけになったネコマンをミユの家に連れてくる

・ネコマン「?」

・ミユ「記憶喪失!?」

・白猫ちゃん「とにかく、少しでも早く思い出させてあげて みゆちゃん。あなたが家族だったということを」

なんとひっさびさにゆっくり眠れた反動で(!?)記憶喪失になってしまったネコマン。この時のネコマンが泥だらけ=さっきのは夢ではなく、現実?という考えに。

 

・ミユ?ママ?がネコマンに新しい首輪をつけてあげる

・「新しい鈴。もうね、映えまくりだから」

・ネコマン「バエル?」

・ミユが猫じゃらしで遊ぼうとするも、まったく興味を示さないネコマン

・お寿司か唐揚げを食べたネコマンが「ウンマーー!!!」と言い驚く

ダンボールに飛び込む芸をさせようとするもうまくできず、足をくじくネコマン

・「他の人の猫動画は綺麗なのに!あんたはもっと気合い入れなさいよ!」と怒るミユ

・「鈍いんだから…」と言われ、カッチーン!とキレるネコマン

・見開きページを使い、死ぬ気で芸をするネコマン(偉い)

・見開きページの「成功!」

・同じく見開きページの「バズッったああああ!!!!!!」(後ろでダンボールに入って苦笑いしてるネコマンかわいい)

ここまでの流れで十分わかるように、ネコマンというよりはトラさんがこの1ヶ月で経験したことをそのまま描いているように見えます。家族だったということを忘れてしまったネコマンに、もう一度以前と同じことをして思い出させようとしているのかな。

 

・ネコマンと白猫ちゃんが「きっとうまくいくニャ!!」と言う

・泣いているミユの涙をママ?が拭う

・ミユ「うんっ!」

ここはかなーーーりわからなかったシーン。ミユの涙を拭いているのが誰なのかがまずわからないし、(コマいっぱいに顔があり、髪形などで判別することが不可能)、時系列も謎。というのも、「きっとうまくいくニャ!!」の次のコマでびっくりしている?のは中学生のミユなんですよ。でもその次の「うんっ!」は小学生のミユっていう…(このワンシーンは公式グッズのマスキングテープに細かく載っているので、それを見るとわかりやすいかと)「きっとうまくいくニャ!!」はかつてのネコマンの口癖?決め台詞?で、それを記憶喪失のはずのネコマンが言ったことで記憶が戻り、小学生だった頃の回送シーンも混ぜているのかな?とかいろいろ考えましたが結局さっぱりだった…

 

・1コマ目同様、ネコマンが寝ている

・ナレーション「ネコマンは現実の家族も少しずつ幸せになっていくような気がしてなりませんでした。ネコマンはやっとゆっくり眠れるようになりました」

はて??????やっぱりさっぱりわからない…わからなすぎて韻踏んでしまったよ……ちなみにこのページで完結です。ネコマンはなんとか記憶を取り戻し、これまで通りミユの家で居候を続けることになったけど 前とは変わってミユの心配をしなくてよくなったから、ゆっくり眠れるようになったよってこと…?最初はネコマンも寿々男同様死んじゃって、それの比喩表現として「ゆっくり眠れる」を使っているのかなと思ったんだけどなんとなく違うっぽいような…しかも「ネコマンは現実の家族も少しずつ幸せになっていくように思えてなりませんでした」ってなんだ…?これはマジでわからない…誰か解読班、解析頼む

 

・ミユ「私、お姉ちゃんになるんだ!」

・ネコマンがボロボロ泣いているコマ

これに関しては物語のどこに入っているのかすらわからなかった。このページ自体は劇中何度か映るんだけど、流れを考えてどこかに入れようとしてもしっくりくる場所がどこにもない。タスケテーーー

 

てな感じで私が解読できたコマは以上なんだけど、まとめてみたら大して内容を理解できてもいないしお前は一体何だったんだ感が否めない。ネコマン本当に読みたい。課金するから読ませてほしい…最終回だけでもいいから…

 

 

さて話を本編に戻します。

時間が無い中、なんとかしてネコマン最終回を描き上げた寿々男。こたつに寝かせたままの実優を奈津子とお腹の子が眠る寝室の布団へ運びます。奈津子の髪を触って、お腹に手を当てて…っていうシーンが泣けすぎてやばい。死んでしまった寿々男には二度とできるはずのなかったことが今できている。本当に奇跡だなぁと思う。しかもここでちゃんと我慢ができる寿々男偉くない?私だったら絶対奈津子のこと叩き起こして愛してるニャ~とかお腹の子元気に生んでくれとか言っちゃう!だって今を逃したらもう何があっても会えないし、自分は死んじゃうんだよー。奈津子のことはすごい驚かせちゃうけど、最期くらいいいじゃん!ってヤケになっちゃう。だからここで静かに、気付かれないように部屋を出ていこうとするスーちゃんすごいと思うんだよね。

奈津子にバレないように部屋を出ようとした寿々男ですが、あとちょっとのところで奈津子が起きてしまいます。ハイ、名シーンきました。言葉も交わさずに二人がただひたすら笑いあって、そして寿々男は消えてしまう。最初観た時すでに崩壊している涙腺がホントにやばくて、このシーンのせい(せい?)で上映終了後もしばらく立てなかった。奈津子が先に笑い出してるけど、寿々男も笑うのをこらえていたような表情。どちらからともなく笑い出して、そのまま言葉を交わすことなく終わるこのシーンがとっても印象的でした。しかも大ヒットの時この話になってどっちから先に笑い出したの?多部ちゃんでしょ!違うよ!ってなってたのリアルガチ仲良しで無理すぎた。。。もうやめて!とっくにリアコ拗らせオタクのライフはゼロよ!

このあたりは時系列が若干わかりにくくなってるんだけど、寿々男が消えたのはいつだと思いますか?って質問を私は映画トラさんを鑑賞したすべての方々に投げかけたい。私は、ネコマン完成(この後奈津子と実優がネコマンを読んでいるシーンの途中で出てくる、椅子に座って天を仰いではーー…ってしてる寿々男が、最終回を完成させた瞬間の寿々男かなと勝手に思っている)→実優を布団へ→奈津子と笑いあう→消えた、だと思ってる。あの寝室の扉を閉めた瞬間に、スーちゃんは本当に死んでしまったのではないかな。

裁判長との約束では「朝までに描き上げるから」と言っていたので、夜もすっかり明けて無事最終回を描き上げた時点で寿々男は死んでしまうはずです。そもそも死んだはずの人間をもう一度現世に戻してあげている時点で特例中の特例で、裁判長は死後の世界で何らかのペナルティを受けているかもしれない。それでも実優にもう一度触れお腹の子にも触れ、奈津子と目を合わせて笑いあう時間までくれている裁判長…なんだやっぱり良い人だったんじゃーん!このツンデレがー!!

裁判長はきっと人間に戻してあげた後の寿々男のことも見ているんでしょう。真面目にネコマン最終回を描く姿を見て、寿々男を人間に戻してあげてよかったなぁと思ったのかもしれない。やっぱり好きなことをして輝く姿は本当にかっこよくて、その姿には何か不思議な力があるのかもしれません。

ネコマンを描き終わる=寿々男は死ぬ、ってことだから、本当は描き終わらないでほしい!半永久的に描いててほしい!って思ったけど(笑)なんとか自分の手でネコマンを完結させられてよかったよね。そして最終回の内容を見る限り、自分が猫になって初めてわかったこともきっとたくさんあったんだろうなと思うから、猫にしてもらえてよかったねって思います。だってその経験のおかげで最終回が描けているんだからね!記事前半でも話した、浦上先生に、そしてネコマンを描いている時の自分に勝てないと思って休載した寿々男はどこへ。最終回を描いている時の寿々男は「売れそうだからちゃちゃっと描いただけ」ではなく、本当に自分の描きたいものを描けているような気がします。もし今度生まれ変わったら、また絵とギャンブルの才能だけはある寿々男であってほしいなぁとすら思う。それほどまでに、高畑寿々男という人間に大きな魅力を感じました。スーちゃんも然り、北山くんも然り、愛される能力がある人ってすごいよね。そして私は生まれ変わっても、北山くんがアイドルとして存在してくれているこの世この時代に、北山くんのことが大好きな自分として生まれたいです!!北山くんだいすき!!以上!

 

 

こうしてネコマン最終回を描き上げ、目的を果たし姿を消した寿々男。翌朝起きた実優は、寿々男の机にネコマン最終回の原稿があるのを見つけます。

 

奈津子「ねぇ~実優~。トラさんどこ行っちゃったんだろうね。お腹空いてるよね?ママちょっと探しに行って…」

実優「トラさん、もう帰ってこないよ。」

奈津子「え?」

実優「猫ってね、誰にも知られずひーっそりいなくなるんだって。そこだけは好きかもって、パパ言ってた。」 

 

実優はトラさん=寿々男だと気付いてるんでしょうね。まあ現実問題そんなのはありえないんだけど、実優くらいの年齢でまだまだ頭が柔らかい子達ならもしかしたらそんなこともあるのかもしれないなぁと思えそう。ほらトトロも子供の時にだけあなたに訪れる不思議な出会い~♪じゃん!?実際、実優はトラさんが家に初めて来た日にも「もしかしてパパの…」と言ってます。奈津子が「ありえない。」とバッサリ可能性を否定したのもありその後は普通の猫として接しているように見えますが、昨夜のことでやっぱりトラさんはスーちゃんの生まれ変わりだったんだなと確信したと思います。本当にそんなことあったら怖すぎるけどね…まぁフィクションだし。そんで驚きながらも割とすんなり受け入れる奈津子もすごい。適応能力高い。

 

あとこれはなんとなく疑問だったんだけど、 

奈津子「そういえば昨日スーちゃんの夢見た…」

実優「どんな夢?」

奈津子「わかんない…けど、めっちゃ笑った。二人で。」 

ここ、なんで3人じゃなかったんだろーって思ってました。まあ3人にしようとすると実優をもう一度起こさなきゃいけないけど、スーちゃんの最期なんだからみんなで笑いあってるシーンでもよかったんじゃないかなぁ…と。実優の気持ち考えるとなんだかちょっと寂しくないか?私は結婚してないし子供いないしどちらも予定すらございませが、世間一般的にも最終的には子供<パートナーってことなんかな?ってひたすらに疑問だった…どちらかと言うと逆の意見をよく耳にするような気がしますが…

 

寿々男の机で、寿々男が描き上げたネコマン最終回を読む奈津子と実優。見開きを使ったコマが3ページ続いているのを見て「これって手抜き?」と笑ったりもしているけど、2人ともすごく嬉しそうでこっちまで嬉しくなる。スーちゃんがネコマン最終回を描いたことで、奈津子と実優はそれによる印税を二人目の出産費用に充てられるし、ネコマンの読者たちは作者が亡くなってもう永久に読めないと思っていた作品の最終回が読めるし、月刊アースの関係者の人たちは売り上げが伸びるし…2人のため、そして自分のために描いた最終回が、こんなに多くの人々をハッピーな気持ちにさせる。スーちゃんが死ぬ間際に遺したものは、それはそれは偉大なものであったと思います。私にはそんなに大きなものを遺せない!!遺せるとしたらせいぜい好み別おすすめの日本酒名鑑くらいです!!!!!

 

読み終えた後、消し忘れ箇所を二人で修正する奈津子と実優。そのまま実優が大人になり、漫画家として活躍しているシーンとリンクしていきます。私が親だったら寿々男みたいなだらしない人間になったら嫌なので漫画家にはならないでほしいと思うけど、実優はそのへんしっかりしているし大丈夫なんでしょうね。小さいころからたくさん漫画に触れてきたのもあり、自分もやりたいと志すようになったのかな。幼い頃から絵を描くのが好きだった描写があるもんね(寿々男の遺言回想シーン。奈津子が座っているほうの机に実優が描いたと思われる絵が飾ってある)。スーちゃんが知ったら喜ぶだろうな~

大人になった実優、「高畑ミユ」先生は寿々男と同じ、自宅で仕事をしています。違うのはアナログ原稿ではなくペンタブを使ったデジタル原稿なことと、アシさんがいることくらい?そして寿々男と同じく、猫を題材にした漫画を描いています。その名も「猫ッドファーザー」!!!キャラの渋さはともかくおもしろいのそれ!?!?!??www

 

そして最後に映る水彩画。思い出すだけで涙が溢れ出てくる。寿々男が描いていたのと同じ構図で10年後に実優が描いた絵が飾られています。奈津子、実優、成長した弟、そして柵に座っている寿々男。願わくば4人で来たかった場所だけど叶わなかったから絵に描いてスーちゃんを連れてきてくれていることが嬉しくて、寂しくて、最後の最後にまた泣かされていました。しかも寿々男の服が安定のジャージ×チョッキ(さすがに死語?)なのが良い。実優の中の寿々男は永遠に、あのダッサい服でギャンブルばかりしていつも笑ってて、たまーに漫画を描いているくらいのイメージなのでしょう。それでいいんです。そんなとこもひっくるめて、それでも愛される人間が高畑寿々男で、それが彼の一番の長所だと思うから。長所と短所は紙一重って言うじゃない?

 

 

そして最後に音声だけの「愛してるニャ~」が流れ、本編は終了。君を大好きだのイントロが流れてきて、再び爆泣きさせられます。

私は北山くんに降りてくる前は二宮くんを応援していたので、映画のラストに嵐の曲がかかるのを何回も経験してきました。大奥ではDear Snowが、プラデではBreathlessが。二宮くん以外のメンバーが主演を務めているものを合わせれば、もっともっとたくさんの嵐の曲を映画館で聴いてきました。映画だけじゃなくてドラマもそうです。やまたろではHappinessが、流星ではBeautiful Daysが、フリーターでは果てない空が、よわかてではGUTSが。自担が主演している映画やドラマの主題歌を自担が所属しているグループが歌っているなんてのは、私の中ではもうほとんど当たり前のことでした。曲が流れてくると「おっ」とは思うものの、そこに何か別の価値を感じたことは一度もありませんでした。それはもちろん嵐の曲が悪いだとかそんなことでは決してなくて、単純に「二宮くん主演のドラマ、映画で嵐が主題歌を歌っているのは当たり前」だと思っていただけの話です。

 

ところが今回、トラさんが終わり、君を大好きだが流れ、一番最初に北山くんの声が聴こえてきて、エンドロールの一番上に「北山宏光」の4文字が流れてきた瞬間、自分でもびっくりするほど突然、そして自然に涙がブワアァァーーーって溢れてきました。今まで当たり前だったことがいつの間にか当たり前じゃなくなり、いつからかずっと心の中でこんな瞬間がくればいいなと願っていた。それが実現して、これは奇跡みたいなことなんだと、この瞬間ようやく気付きました。

私は北山くんの背が小さいところがたまらなく好きで、たぶん北山くんが身長178cmとかあったらそもそも好きになってすらいなかったと思うんだけど(チビ専ゆえ…)、北山くん自身はそれが原因で役者としての仕事の幅を狭められてきたのではないかと、勝手に思っています。やっぱり世間的には背が高くスラッとしている人のほうが見栄えが良くて、特に主演に抜擢するにはパッと見た時のフォルムはかなり大事になってくるような気がする。背が小さくても役者の仕事を数こなしている人いるじゃん!って思うかもしれないけど、そういう人はだいたい若いです(私調べ)。10代後半、20代前半くらいからバンバン役者として活躍しています。最近は背の高い女優さんもたくさんいるので、そのへんの兼ね合いもあって「役者」としての観点ではやはり背が高い人のほうが有利だと思います。もちろんそれだけが理由ではないけれど。

身長が低く、年齢的にもフレッシュな若々しさはもうない(ごめんて!!!)北山くんがこの歳で映画初出演にして初主演を務められたこと、務め上げたこと。あらためて本当に嬉しいし、心から誇りに思います。撮影時、猫スーツ着て走り回っていた北山くんを見て私はてっきりコメディ映画なのかと思っていました。しかし蓋を開けてみればその猫スーツに泣かされるという思ってもみなかった良い裏切りがあり、結果としてこの映画は大成功という形で幕を閉じたのではないでしょうか。トラさんをきっかけに北山くんのことを知り、興味を持った人が一人でも多くありますように。いつの日かまたあの大きなスクリーンで、北山くんに会えますように。そう願わずにはいられません。

 

しかし自担が映画主演を務めていることへの誇らしい気持ちと同時に、大きな映画館で長く上映してもらうことの難しさを身に染みて感じた数ヶ月間でもありました。最初はTOHOシネマズ新宿や日比谷など都内の大きな館でもたくさん上映されていたトラさんだったけど、週を重ねるごとに上映回数は減り、やがて上映終了の館も現れ、すごく寂しい気持ちになったのは記憶にも新しい。特に松竹系の映画館では、かなり早いうちに上映終了していた。映画館では毎週新作が公開され、あまりお客さんの入らない作品はすぐに上映が終わる。次の作品が控えているからです。長く上映してもらうにはやはり数字なんだと、強く実感しました。

残念ながら早めに上映終了した館もあったけど、ロングランのところは本当に長いこと上映をしてくださりました。おかげで公開から4か月以上経ってもなお、映画館のあの大きなスクリーンでスーちゃんに会うことができた。私が最後に観たユナイテッド・シネマ アクアシティお台場でのトラさんは、トラ1の時に匹敵するほどの感動がありました。

もしまた映画館の大きなスクリーンで北山くんに会える日がきたら、今度はもっともっとたくさんの人にその作品を観てもらいたいです。そのためにまずは!自分が観たいと思う回数は観に行く!とにかく映画館に足を運ぶ!購入した前売りを配布して「自分ではお金払いたくないけどチケットもらったなら観に行こうかな~」な友達を引き込む!あわよくばそこからさらに外部へ広げてもらう!小さなことかもしれないけどネットから簡単にできる口コミやレビュー投稿をする!一貧乏芸人にもできることはたくさんあると分かったので、この経験をまた次回に活かせたら良いなぁと思いました。

 

 

そして、君を大好きだという楽曲。かつてトンチキソングばかり歌っていた彼らがこんなに素敵な曲を歌うことになるとは思ってもみませんでした。しかも作詞に携わってくださったのは北山くんが大好きな藤井フミヤさん。これは何度考えても奇跡のようなことで、北山担として本当に嬉しい限りです。自分の初主演作だから、という理由でフミヤさんに詞をお願いできることになったと雑誌spoonで言ってたよね。北山くんのこういう、チャンスに貪欲で自分で掴み取っていく前向きな姿勢が本当に大好きだし、ひとりの人間として尊敬しています。いろいろな人のいろいろな思いが重なってこの曲が生まれ、そしてあの映画の最後に流れる。おかげで君を大好きだのイントロが流れると勝手に泣いてしまう病気になりました。ホントにあのイントロはダメ。クソ泣かす。

 

 

そしてそして、こんなに色々詰まった映画が91分というコンパクトな時間に凝縮されていること。1時間半の上映時間は長すぎず短すぎず、すごくちょうどいい時間設定だったと思います。私自身、仕事終わりに1本観て帰りたい時にすごく助かりました。(同じような人絶対いるよね!)他にも実優と同じくらいの歳の子供を連れたご家族を見かけることもあったので、1時間半という時間は子供が飽きずに物語に入り込める時間でもあるのかなぁと思いました。私は普段ほとんど映画館に行かず観たい作品はレンタルして家でカップ麺とイカソーメン食べながら寝っ転がって観るタイプだから、上映時間が2時間以上だとつらくて数こなせなかったと思う…ずっと座ってらんない…てか仕事終わりの疲れてる時に2時間も座りっぱなしだったら100%寝ちゃう

 

 

トラさん。すごく感動して、いっぱい泣いて、いっぱい幸せになる映画。でも北山くんが高畑寿々男じゃなかったら一生触れ合うこともなかった作品だと思います。この作品に出会わせてくれてありがとう、北山くん!

私がこの作品を通して感じたのは、時間は有限で当たり前のように存在するものではないということ。トラさんではそれが「死」という分かりやすい題材を通じて表現されていますが、それは普通に過ごしていても同じことが言えると思います。時間は有限だから今やりたいことは今やらないと後悔するとか、今言いたいことは今言わないと後悔するとか。それは相手が死ぬ・死なないに関わらず言えることではないでしょうか。そして対人だけの話ではないはず。欲しい服やバッグは在庫があるうちに買わなきゃとか、逃したくない仕事は自分の手が届くうちにやらなきゃとか。極端に言えばそういうことだよね。だから私は北山くんがアイドルとして存在してくれて自分の力で愛を伝えられるうちに、たくさん北山くんを愛して応援して、一緒に正真正銘宇宙ナンバーワンアイドルにしてあげたい!(この手の話は毎回してる)あと欲しいものは迷わず購入したい!!!てなわけでスナのワンピとドルガバのコスメ買ってこよ!!!!!

 

もちろんステージの上でたくさん笑ってキラキラ輝いている北山くんが大好きですが、演者として輝く北山くんも大好きです。そう強く感じた5か月間でした。またそう遠くない未来に、映画館の大きなスクリーンで北山くんの姿を見れますように。この作品がまた違う形で実を結ぶことになりますように。

 

と、思ってたらもう結ばれてました。

俺たちの大好きなグローブ座、そしてピロティだぞ!!!!!!!!楽しみすぎる!!!

あれから2年。今度はどんな北山くんに出会えるのかな。そして今から2年後はいよいよキスマイデビュー10周年です。どんな北山くんに出会えているのかな。

私は、北山宏光さんの進む未来が本当に本当に楽しみです。それがこの先永遠に、彼にとって幸せなものになりますように。

 

ずっと君を大好きだ!

 

トラさん円盤、9月4日発売です😻まだトラさんに触れたことのない方も、ハートフルでピースフルな気持ちになれるこの作品にぜひ手を伸ばしてみてください♡

 

 

 PS:この記事の総字数は39227字でした。 

 

 

 

*1:プロポーズ12周年記念の絵に年の表記がないためいつ描かれた絵なのか断定するのは不可。実優が毎年来ていたと言っていたこと、実優の年齢があまり変わっていないように見えることから前回の記念日である2017年3月3日の絵だと仮定。

*2:桜木さんが最終回を32ページと言っている。コミックスの多くが180ページくらいで1冊という構成なので、単純計算で1冊につき5〜6話の計算になる。

*3:戒名に「日」の字が入ってる場合は日蓮宗派であることが主なんだってよ!ちなみに日蓮宗では戒名と言わず、法号と言うらしいぞ!

*4:引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1158544346

*5:引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12142257352

*6:2014年7月4日から9月5日までTBS系金曜夜10時枠で放送されていた超スーパーウルトラハイパー鬱ドラマ「家族狩り」の主題歌です。北山くんは鈴木渓徳という青年(デキ婚による既婚者・1児の父)の役で出演しています。気になったらまずはDVDレンタルしてみよう!ただし大型店以外ではレンタルの在庫がない場合もあるから(経験済)、その時は思い切ってDVD-boxを購入してみよう!以上クソステマでした!